長野旅行(2009.07.26〜)

 夏休みを早めに取って、3泊4日で長野に行ってきました。4日とも雨がちでしたが、有意義に過ごすことができました。


2009.07.26

 豊科インターから約1時間。信濃大町にある扇沢駅に着きました。ここから関電トロリーバスに乗って黒部ダムに向かいます。




 トロリー部分。ひもは、トロリーを引き降ろすためにあります。どうやって架線の無い車庫に入るのか?と思いましたが、トロリーを降ろしても、少しは自走できるようでした。




 階段を220段登り、展望台から見た黒部ダム。高さ186m、長さ492m、標高1,454m。

 流木が気になりますが、きちんと資源活用しているそうです。



 廃墟風の風景その1

 昔の展望休憩所は立ち入り禁止。ダムは昭和38年(1963)に完成しており、コンクリートの表面にも年代を感じます。



 廃墟風の風景その2

 工事の際に実際に使用されたコンクリートバケット。

 (前略)このようにして運搬された骨材は、この地点の下方の広場に設置されていたコンクリートの製造工場(パッチャープラント)でねり上げられ展示してある「コンクリートバケット」に入れ、黒部川の両岸に設置されていた2台のケーブルクレーンで吊り上げて、堅牢な鉄製型枠でブロック状に仕切られたダム本体へと運ばれました。(後略)



 ダムの上を歩いて反対側のケーブルカー乗り場に向かいます。





 黒部ケーブルカーで黒部湖から黒部平へ。

 全線(と言っても800mですが)トンネルです。傾斜がすごい(平均傾斜度27°、最大傾斜度31°)ので、ケーブルが切れたら!?と思うとドキドキします。



 立山ロープウェイで黒部平から大観峰へ。

 このロープウェイは景観保護のため支柱がありません。



 大観峰まで上がってきましたが、あいにくの天気で、遠くの山々は見えませんでした。

 下に見えるのが黒部湖



 黒部平に戻ってきました。雨が上がったので、高山植物観察園を散歩。





 せっかく来たので、遊覧船「ガルベ」に乗ってみました。黒部ダム自体は、ツアー客で混んでいましたが、遊覧船に乗っている余裕は無いらしく、空いていました。(\980)





 湖上から見た黒部ダム。出来れば、しぶきが飛ぶダムの下側を遊覧したかった。(^^;





 扇沢駅から1時間45分。今夜の宿は、四季倶楽部で予約した松本駅前のホテル「モンターニュ松本」。(朝食付きで\5,250)





 部屋は普通のビジネスホテル風ですが広かった。





 夕食はホテルのレストランで中華。(一人2品選べて\1,365)






 黒部ダムに行ってきました。黒部ダムの放水は、想像通り、豪快でしたが、「(放水を)浴びてみたい」という印象もあり、実際そんなことを言っている観光客もいらっしゃいました。

 立山黒部アルペンルートは、富山県の立山から、長野県の大町まで、様々な乗り物を乗り継ぐことで北アルプスを縦断できます。

立山立山ケーブルカー1.3km
美女平立山高原バス2.3km
室堂立山トンネルトロリーバス3.7km
大観峰立山ロープウェイ1.7km
黒部平黒部ケーブルカー0.8km
黒部湖徒歩0.8km
黒部ダム関電トンネルトロリーバス6.1km
扇沢  

 縦断している忙しいツアー客もたくさんいらっしゃいましたが、我々は、扇沢〜大観峰までの往復券を買って(\5,650)、往復してきました。自家用車を使って縦断したい人のための、回送サービスもあるようです(\30,000程度)。

 黒部ダムの乗り物は割高ですが、施設の維持・管理は大変そう。帰りの立山ロープウェイの乗り場で待っている時に、駅員さんたちが、解説しながら黒部ダムの写真集(\1,000)を売っていたのが印象的。「冬の除雪費だけでも1億円かかるので、良かったら買って下さい」と言っていました。

 トロリーバスの扇沢駅には、無料と有料の駐車場があるのは知っていたので、駅に近接した駐車場までは登らず、途中の駐車場に入りました。その(舗装された)駐車場は満車でしたが、少し降りたところに町営の無料駐車場があり、千円得しました。


 黒部ダムオフィシャルサイト


2009.07.27

 ホテルのレストランで朝食。四季倶楽部は朝食付きです。当方は洋食のモーニングセット。コーヒーとサラダはセルフで取り放題。





 松本といえば松本城。ホテルでもらってきた割引券で半額\300





 天守六階





 これが、最近6億7千万円かけて復元した「太鼓門やぐら」。内部を特別公開していました。





 松本城の入場券に付いている「松本市立博物館」。城に隣接する敷地にあります。

 これは蒸気ポンプ。



 廃墟風の風景その3

 松本市内で見つけた「テアトル銀映」。道の反対側の映画館「上土シネマ」とともに、昨年(2008)閉館したようです。



 松本から高速と国道19号を乗り継いで約1時間、道の駅「奈良井木曽の大橋」着。



 木曽路の宿場町「奈良井宿」





 長門屋商店は、電気店ではなく、薬局のようです。





 蕎麦屋で昼食





 山菜そば(\900)と、もりそば二段(\1,050)。





 上問屋史料館。ここは、慶長七年(1602)から270年間、奈良井宿の問屋をつとめてきたのだそう。(\300)





 往時の繁栄を感じました。





 奈良井宿には、あちこちに水場があります。





 奈良井宿に中央本線が沿っており、電車はあまり来ませんが、これは木曽福島行きの普通電車。





 奈良井から約2時間半。二日目の宿は、同じく四季倶楽部で予約した「文化軽井沢山荘」。南軽井沢のレイクニュータウンにあります。(夕朝食付きで\8,400)





 「文化軽井沢山荘」は文化女子大学などを運営する文化学園の施設。四季倶楽部が余剰の部屋を引き受けているようです。





 今回の部屋は新館だそうですが、さすが文化学園、デザインが凝っています。



 夕食は和食



 大浴場もあります。デザインが凝っており、大浴場のドアを開けるのにも四苦八苦。(写真の丸い穴に指をかけて右にスライドさせると開きます)。




 二日目は木曽路の奈良井宿に行ってきました。奈良井川に沿って1km続く、中仙道の古い町並みです。奈良井宿は町並みが茶色、地面も茶色で、電柱も無く(建物の裏側にある)、今にも江戸時代に中山道を歩く旅人が出てきそうな感じがしました。でも生活道路なので、車が時々通り、現代に引き戻されます。


 奈良井宿観光協会


2009.07.28

 少し遅い8時指定の朝食




 レイクニュータウンは、レマン湖(人造湖)を中心に据えた、昔、住人しか入れなかった別荘地。入り口にゲートがありますが、今は人がいません。

 ここはメインストリートで、ショップが並んでいるのですが、ほとんど閉まっているようです。



 廃墟風の風景その4

 ホテル?だったのでしょうか?



 レイク・ガーデン

 レマン湖に洋風庭園を作っています。最近(2007.04.21)オープン。手がかかりそうな広い庭園です。(\800)



 妻を軽井沢・プリンスショッピングプラザで降ろして、一人で国道18号(碓氷バイパス)を横川駅に向かいます。

 峠の釜飯で有名な横川駅。長野新幹線の開通とともに、信越本線の横川〜軽井沢間は廃線となり、ここが終点です。



 峠路探訪、ウォーキング・トレイル、アプトの道(起点)。いつか歩いてみたいと思っていました。

 めがね橋まで4.7km(90分)



 柵の向こうは「碓氷峠鉄道文化村」、たくさんの機関車や客車が展示されていますが、この日(火曜日)は休園日でした。



 信越本線の使わなくなった線路を遊歩道にしており、レールを残して、アスファルトでおおっています。左側の線路は「鉄道文化村」でトロッコ列車を走らせているようです。






 廃墟風の風景その5

 旧丸山変電所。以前は屋根も落ちて、本当に廃墟状態だったようですが、国指定重要文化財となり、修復工事されてきれいになっていました。この前にトロッコ列車の「まるやま」駅があります。



 旧丸山変電所内部





 トロッコ列車の終点「峠の湯」。ここにドライブイン(温泉)と大きな駐車場があります。ここで散歩道は信越本線(進入禁止)と分かれ、アプト式(1893〜1963)が通っていた道に向かいます。

 この写真は横川駅方面を撮っています。



 第一号トンネル。トンネルの形状に、鉄道を実感します。散歩道なので、トンネル内はもちろん照明が点いています。




 第二号トンネル。ちょっとだけレールが残っていました。




 第三号トンネルから見た、第四号トンネルと第五号トンネル(その奥)




 第五号トンネルを抜けると直ぐにめがね橋で、その先はバリケードが張られた第六号トンネル




 めがね橋の上

 向こうの橋は新線です。
 平成9年 廃線(線路は残っています)
 新幹線は約3Km先の山の中を通っています

 と書いてあります。


 第六号トンネルは立ち入り禁止。散歩道は現在ここまでです。めがね橋〜熊ノ平間も、現在遊歩道化を目指して調査工事が行われているそうなので、開通したらまた歩いてみたいです。

 この写真の右手に階段があって、下の旧国道18号に降りて、めがね橋を見上げることができます。



 めがね橋(旧信越本線の碓氷第三アーチ)

 長さ91m、高さ31m。実際に見上げると、その高さに驚きます。

 ここから横川駅に戻りました。計10km、3時間の徒歩の旅。帰りは下りなので、ちょっとだけ楽でした。途中で雨がぱらついてきました。横川駅から旧国道18号経由で軽井沢に戻りました。



 軽井沢・プリンスショッピングプラザ

 妻を拾いに来ました。



 この日の宿はyoyaQで予約した「ホテル・アクシオン軽井沢」。軽井沢駅から西に7km、しなの鉄道線の信濃追分駅の近く、周囲に何も無いところに、スペイン風の小さなホテルが建っています。(ハーフコースの夕食と朝食付きで\12,800)




 中央にプールがあり、正面はレストラン、右手奥にチャペル。客室はそれぞれにドアがあります。プールは「23℃にはなるように温めている」と聞いて、寒かったけど、ちょっとだけ泳いでみました(水着は持って来ている)。




 部屋はスペイン調の調度品で統一されているのだそうです。




 夕食のメインディッシュ。スパークリングワインのハーフボトルと、赤ワインのハーフボトルを、2人で空けてしまいました。





 レイクニュータウンは、南軽井沢にある別荘地。入り口にゲートがあって「文化軽井沢山荘」のアクセスルート案内には、「ゲートで『文化軽井沢山荘に行きます』と告げて下さい」と書かれていますが、ゲートに人はいませんでした。メインストリートにはショップが並び、かつては賑わったそうなのですが、今はショップも閉まっており、道路の反対側には壊しかけの建物もあったりして、(かつてのそんな賑わいは)ちょっと信じられない感じがしました。

 「アプトの道」は、いつか歩いてみたいと思っていました。昔、NHKで、碓氷峠にアプト式の機関車があって、それに電源を供給する変電所があって、その建物の横を信越線が通り過ぎる、みたいな番組があって、一度変電所を見てみたいと思っていたのですが、今回調べたら、変電所までの道は、立派に散歩道として整備されているようなので、歩いてみました。丸山変電所は、国指定重要文化財となり、修復工事されてきれいになっており、そういう意味ではちょっと残念でしたが…。


 「アプトの道」遊歩道


2009.07.29

 ホテルのレストランでアメリカンブレックファストの朝食。当方はスクランブルエッグ。

 雨でしたが、8:30にチェックアウトしました。


 白糸ハイランドウェイの途中にある「白糸の滝」。観光バスが数台来ていて、駐車場も増設されていました。

 湯川の水源にあるこの滝は、高さ3m、幅70mの岩肌より数百条の地下水が白糸の如くに落下し、実に美しい滝です。冬も枯れることなく湧き出しており、浅間山に降った雨が地下浸透し、湧き出るまでに6年程度かかります。水温は11.8度と高めですが、これは火山活動に伴う地熱の影響によるものと考えられています。

と説明書きにありました。



 鬼押出し園(割引券で\500)

 浅間山をバックに、溶岩の芸術を見せてくれる「鬼押出し園」。でもガスっていて、浅間山さえ見えませんでした。人も少なかった。



 BSフジの撮影隊が旅番組を収録していました。





 旧三笠ホテル(\400)

 三笠ホテルは、実業家山本直良(なおよし)によって、明治37年(1904)夏の着工、二年後の明治39年(1906)五月に営業が始められました。以来、幾多の変遷を経て、昭和45年(1970)十月の廃業まで、軽井沢高原の瀟洒(しょうしゃ)なホテルとして、明治・大正・昭和を通して多くの政財界人・文人墨客(ぼっかく)などが宿泊、会合等に利用し、現在は当地への来訪者に歴史的、建築学的に価値ある建物として脚光を浴びています。

 と書いてありました。



 旧軽井沢に駐車して(1回\500)、徒歩で旧軽井沢散策

 聖パウロ教会

 傾斜の強い三角屋根、大きな尖塔、打ち放しのコンクリートが特徴の軽井沢の代表的な教会だそうです。



 ショーハウス

 明治19年(1886)、英国聖公会から派遣された宣教師A・C・ショー氏は、当地の優れた高原美と、清涼な気候を愛し、明治21年(1888)に、初めて避暑用に別荘を旧軽井沢に建てた。これがショーハウスと呼ばれ、軽井沢別荘の第一号となった。

 と書いてありました。



 万平ホテル

 軽井沢の老舗ホテル



 万平ホテルの熊魚菴(ゆうぎょあん)たん熊北店でそばの昼食

 天ざる蕎麦\1,732、鴨汁蕎麦\1,963



 万平ホテルの史料室(Museum)

 右側の黒いのは金庫




 雲場池(くもばいけ)

 軽井沢の観光スポット。池は浅く、透明度が高い。スワンレイクとも呼ばれるそうですが、白鳥はいなかった。



 ロータリーから旧軽井沢銀座方面。この通りがとても混雑しています。




 車で、プリンスショッピングプラザに行きました。

 花畑牧場カフェの「ホットキャラメル・アイスクリーム」。キャラメル(右)とキャラメル宮崎マンゴー(各\480)。





 浅間山と軽井沢を観光してきました。白糸の滝は浅間山に降った雨水が6年かけて(どうやって調べたのだろう?)地下を流れ、固い岩盤の上からしたたっていました。鬼押出しは天明3年(1783)の浅間山噴火によって生まれた、溶岩の芸術で、溶岩と高山植物が売り物ですが、当日はガスっていて、遠くの連山どころか、浅間山さえ見えませんでした。

 軽井沢を徒歩で散策しました。ショーハウスのショー氏は、避暑地としての軽井沢を見出した人。旧軽井沢通りから一本裏道に入ると、白樺の林と川のせせらぎの中に点在するお金持ちの別荘。これが本当の軽井沢。

 軽井沢は、人が集まっているところと、そうでないところに、極端に分かれているように感じました。人気(人出)があったのは、旧軽井沢の通りと、プリンスショッピングプラザのある軽井沢駅の南側。他の場所ではお店を開いてもお客さんはあまり来ないのでは?と思いました。

 今回の旅のキーワードは「廃墟」。(そんなつもりは無かったのに)廃墟のような風景に何度か出会いました。


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