2010.07.31
迎賓館の一般公開が当たったので、内部を見学してきました。
赤坂迎賓館。四ツ谷駅側から見た正門。前回は前庭の見学だったのでここから入りましたが、今回は右に塀沿いに進み、西門から入ります。
西門から入ると、いきなり橋。
橋の下は良く使っている首都高4号線。環状線の内外(うちそと)分岐の手前1kmの地点。葉っぱや物が首都高に落ちないように、全面にネットがかけてありました。
外に書いてあった見取り図。本館2Fが主な見学コースで、下が北ですが、北の「彩鸞(さいらん)の間」、東側の「花鳥の間」、南側の「朝日の間」、西側の「羽衣の間」の順に見学します。
建物右側の入り口から出入りします。建物の見学が終わったあと、写真右側のゲートから南側の庭園を見に行きます。
建物内部は撮影禁止でした。
建物から出てきて、こちらは前回見られなかった建物の南側。
立派な噴水がありました。
建物の東側にテントを張った「臨時休憩所」と仮設の自動販売機。「綾鷹」のペットボトル500mlが\100で、儲けるつもりはなさそう。
12:30頃から、14:30頃まで見学して、四ツ谷アトレの和食「心」で遅い昼食。当方は鯖の塩焼き御膳\750。
今年の迎賓館の一般公開は、7/27から10日間。一日2,000人、計20,000人が抽選で選ばれています。5月GW明けに往復はがきで申し込み、当選はがきをもらっていました。記名式で免許など本人確認書類も必要なので、代理は許されません。
迎賓館内部ですが、見どころは、それぞれの個性を持った4つの部屋。
「彩鸞(さいらん)の間」:3つの大きなシャンデリアが下がる明るい部屋。50坪、天井まで9m。部屋の両側の暖炉の両側に装飾されている架空の鳥が「鸞」というのだそうです。
「花鳥の間」:広さ300平方メートル。ここのシャンデリアは迎賓館で一番重く、中に円形のスピーカーが3つ組み込んであるそうです。壁は茶褐色のシオジ材だそうで、落ち着いたというか若干暗い感じ。最大130人の席が用意できるバンケットルーム(大食堂)です。
「朝日の間」:北側中央の車寄せから迎賓館に入り、階段を上がったところの部屋。天井には「朝日を背にして女神がチャリオットを走らせている」絵。この建物が作られた1909年頃の時代背景もあり、海軍を表す船の絵や陸軍を表す甲冑とライオンの絵、日の丸の装飾や、五七桐(家紋)が描かれていました。
「羽衣の間」:広さ330平方メートル。窓のカーテンといい、壁の装飾(楽器や仮面)といい、中二階のオーケストラボックスといい、見るからにダンスホール(舞踏場)。大きくて豪華なシャンデリアがつるされていました。
この迎賓館は、東宮御所(皇太子の住まい)として、日本近代建築の父ジョサイア・コンドルの弟子である宮廷建築家片山東熊の設計で1909年に建設され、その後国会図書館として使われたりしていましたが、1974年に国賓、公賓の宿泊施設としてリニューアルされました。また、最近(2009.12)、国宝に指定されました。
宿泊する部屋は、大小合わせて四十数部屋あるそうで、これだけあれば、随行の人が多くても大丈夫でしょう。迎賓館が使われる頻度を聞いてみましたが、今年は多くて、12〜15/年ぐらいの頻度で賓客が来て、大体2泊3日するそうで、準備も含めると休む暇があまり無いとのこと。この一般公開は、賓客が夏休みで来ないこの時期に行うのだそうで、急きょ賓客の予定が入ると一般公開は中止になります。過去に一度だけ、実際に一般公開が中止になったことがあり、その時は一般公開が9月に延期されたそうです。
迎賓館内部の印象ですが、作られた頃はそれまで見たことが無いくらい広くて豪華だったのでしょうけど、100年経った今となっては、広いという感じはなくて、普通というか、若干狭いような感じがしました。でも迎賓施設には歴史も必要なので、メンテに費用がかかっても、この建物を使っていくことに意味があるのでしょう。
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